グローブ 部位の名称グローブ 部位の名称

1)基本モデル
グローブの最も基本となる本体の型で、ポジションにより大きさ等に違いがあります。ポジションやプレースタイルに合ったモデルを選択して下さい。
参考例として内野手(ショート・セカンド)は球離れをよくする為に小型モデル、投手・サードはバランスを重視し中型モデル、守備範囲の広い外野手は大型モデルとなります。


2)硬式と軟式の仕様の違いは?
硬式も軟式も構造は同じですが、使用するボールにより耐久性や柔軟性、バランスを考えて使用する革や芯材を換えて、用途・ポジションにあった物に仕上げています。


3)素材
・ステアレザー
生後3〜6ヶ月の間に去勢したオスの成牛皮。
厚手で銀面はカーフやキップより粗くなる反面、耐久性に優れる。
柔軟性、フィット感、強度、軽量化等をあらゆる角度から
研究を重ね、グローブ、ミットに最適な革をセレクトして使用しています。
・キップレザー
生後6ヶ月から2年くらいの、カーフよりやや厚手の中牛皮。
カーフに次いでキメ細かく美しい、上質の皮。
※カーフレザーとは
生後6ヶ月未満の子牛の革の事

4)表革
グローブやミットは二重構造になっています、ボールを受ける捕球面と手の甲は表革で出来ています。
簡単に言えば手袋を二枚重ねにした状態の外側の革のことです。
表革はキップレザー(子牛の革)やステアレザー(成牛の革)の丈夫な部分を使います。


5)裏革・平裏革
基本的には表革で使っている革をそのまま裏革に使用します。
但し表革と違い、手にフィットしやすくする為に比較的ソフトな部分を選びます。
硬式の場合のみ、表革(共革)とディアスキン(鹿革)が選べます。


6)WEB(ウェブ)
親指と人差し指の間にある網で、グローブの本体と共に機能やデザインを大きく左右する重要なパーツです。
投手・オールラウンド用。柔軟性に富んだ編み目構造がボール捕球時の衝撃を柔らげ確実なキャッチングが可能です。
ピッチングに大切なバランスがよく、ボールの握りが見えない為に投手向きです。
バスケット
ツートンバスケット
サード・オールラウンド用。ボール捕球時の抵抗が少なく、あらゆる打球に対して確実な捕球が可能です。
フライの捕球時にウェブのすき間からボールを確認することが可能です。
H型
外野手用。軽くてバランスがよく、幅広い自在のキャッチングが可能です。
フライの多い外野手がウェブのすき間からボールを確認することが可能です。
WH型
セカンド・ショート用。スピーディーなプレーに対応する為に小型軽量になっています。
ボールを確実にキャッチし、素早い送球を行えるように球離れも良いウェブです。
アクション
セカンド・ショート用。球離れがよく連携プレーをよりスピーディーに処理できます。
一枚革で丈夫な為、強襲ボールもしっかりキャッチ。
ボールの握りが見えにくいので投手用としてもよく使われます。
ワンピース
ツーピース
鋭いライナー等の強襲ボールに対応できる充分な耐久性と柔軟性を合わせ持っています。
ニット
ショートニット
Iニット


7)ポケットスタイル
グローブ下部の表革と裏革、ハミダシを巻くように革ひもで綴じています。
大きく分けるとヨコトジとタテトジがあります。
ヒール部分の硬さを取る為に、
5本の綴じ紐(レース)でパットに折り目をつけて
スピンボールもしっかりキャッチ。
手とグローブの一体感は他に類を見ません。
タテトジ
グローブのヒール部分を横に綴じて、折り目が付きやすく、捕球動作が簡単に行えます。
S字状の縫い目が手に自然なポジションを与え、捕球をスムーズにします。

ヨコトジ
ヨコトジW


8)バックスタイル
使う人の手に合わせてリストバンドの調整が可能。
手の甲が当たる部分にはボア付です。
レギュラーバック
グローブが手の甲にジャストフィット。
グローブ、ミットが手を包み込むようになっているので
クロスプレー時に大切な手を守ります。
ファーストバック


9)綴じ紐(レース)
表革を綴じたり、指やウェブなどをつないでいる革紐のことです。
ルール上、ピッチャーの場合は本体と異なる色の紐は使えません。
ただし、本体が濃茶の場合は黒の紐が使用出来ます。


10)ハミダシ(ライン)
タマハミ(パイピング)とキリハミが有ります。
タマハミは薄い革をパイピングライン状に仕上げて挟み込んでいます。
特徴はグローブに合わせて様々な色が使用出来る事です。
キリハミは革を裁断し断面が見えるように挟み込んでいます。
キリハミは革の断面なので色は白か黒となります。
機能面ではキリハミの方が耐久性とボールの衝撃に強いといわれています。
高校生の場合はグローブ本体と同系色で目立たないもの、
もしくは革の自然色でなければ使用できません。


11)ヘリ革
裁断した革の強度を高める為に薄くなめした革を縫製しています。
高校野球公式大会ではヘリ革は本体と同色でないと使用することが出来ませんのでご注意下さい。


12)その他の仕様
小指の股部を長くカットすることにより、小指の動きがスムーズになり捕球しやすく、キャッチしたボールを逃がしません。
ディープ・カット・フィンガー


13)メンテナンスについて
・購入時のグローブのお手入れ方法
お届けしたグローブには全くオイルが塗られておりませんので、
最初はグローブ本体の捕球面、背面、革ひも、全てにオイルを薄く塗って下さい。
オイルを塗ると革が伸び易くなり型も付けやすくなるという利点があります。
ある程度型の出来ているグローブにオイルを付け過ぎると重くなってしまい、
逆に革が伸び過ぎたり柔らかくなり過ぎたりして型を崩してしまいますので
ご注意下さい。
グローブに殆どオイルを塗っていない方もいらっしゃいますが、
最低限の栄養と保革は必要です。

・自分でグローブの型を整えたい時
自分で意識的にグローブを叩いたりして型を整える場合は、
特に捕球面の小指側(薬指の下あたり)を伸ばすように叩いたり、
揉んだりして、とにかくじっくりと仕上げて下さい。
型が付かないまま無理に使用すると、
グローブの中でも柔らかい捕球面のヒンジから人差し指の根本にかけて
山脈のような筋が付いてしまいます。
人差し指の下の一番深い部分はキャッチボールなどで自然と革が伸びて
更にポケットが深くなっていきますが、薬指の付け根の周辺の革はなかなか伸びにくいからです。
ポケットを広くするためにはポケットを横に伸ばしていくのがベストでしょう。

・普段のお手入れ
普段のグローブのお手入れはルックのL−20(レザーローション)をお勧めします。
適度の保革剤が含まれているので、汚れを落とすとともに保革効果があり、非常に優れています。
たとえ付け過ぎてしまったとしても、余分なオイルは乾くので安心です。
オイルが乾いた後には、ほんの少量の保革剤が残ります。
その微量の保革剤が革を守ってくれるのです。
レザーローションを塗った後は乾いたウエスでしっかりと磨いてあげて下さい。
革靴を乾拭きする要領です。表面がコーティングされ、美しい艶が出てきます。
ルックL−20(レザーローション)

ルック
L−20(レザーローション)

・持ち運び時の注意
グローブは非常にデリケートです、絶対に潰さないようにして下さい。
グローブは天然皮革で出来ており、革の組織構造上、革と革の間には空気が入っており膨らんだ状態になっています、そのふくらみがボールの衝撃を吸収したり、グローブの型を保ったりしているのです。
グローブを一度潰してしまったりまた、グローブに折り目を付けたり変なクセを付けると元に戻すことは出来ません。

・持ち運び時はどうすれば良いか
捕球面やグローブ自体を潰さないようにするということが重要です。
潰さないようにするにはグローブフォルダをご使用頂くのが一番でしょう。
グローブフォルダを使う時はバンドを強く締め付けすぎないように注意して下さい。
グローブの親指や小指の捕球面が正面から見えるようにして広げるように型を付けますが、バンドが強すぎると親指や小指が捕球面に向きすぎてグローブの間口を狭くしてしまいます。
大きく開くグローブは捕球を助けてくれますが狭い間口ではボールをファンブルし易くなってしまいます。
ポケット部分にボールを抱かせて軽くタオルで巻きボールがこぼれ落ちないようにして鞄に入れます。

・普段のグローブの保管方法
使用後は、手の汗などの湿り気を取るために袋から出して日の当らない風通しのよいところに保管して下さい。
置く時は捕球面がつぶれないように注意します。
指先を下して立てて置くか、親指と小指を下にしてアーチを崩さないようにすると良いでしょう。



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